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放送日時 2018-06-16

2018-6-16OA 地域に感謝 共に発展 観光人力車

番組名:きょうと・人・まち・であいもん

投稿日時 2018-06-16 15:30

出演者情報

えびす屋宇治 店長 佐藤 正昭様

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地域に感謝 共に発展 観光人力車
えびす屋宇治 店長 佐藤 正昭様

今から16年前、私はバイク屋さんに努めており、修理で預かったバイクを嵐山に届けた際、たまたま人力車を目にし、こんなお商売がある事を初めて知りました。ゆくゆくは自分でもバイク屋さんをやりたいと考えていまして、その前に何か身に着けられるスキルがないかと思っていた矢先のことで、この人力車のお商売がどんなふうに成り立っているのか知りたくなりました。それが関わる事になったきっかけです。
嵐山店で俥夫のスタッフとして働いていると、新規店のオープニングスタッフとして抜擢されました。俥夫スタッフから社員にというお声もいただき、チャレンジしてみようと縁があって大分県の湯布院に行きました。
立ち上げとして3年間を湯布院で過ごし、基盤が出来た時点で嵐山へと戻りました。
湯布院での3年間は、地域とのかかわり方などを学ばせて頂き、その土地での従業員の育成などが基盤となりお商売が成りたつのだと深く理解しました。
この宇治店は11拠点目として、平成30年4月21日よりオープンしました。オープニングにあたり、行政や商工会などの各種団体、商店街などの地域会にご挨拶させていただき連携できるように努めました。
スタッフにはこうした地域との連携や安全に運航するなどのスキルをもったものを選抜して一緒に来させてもらっています。
宇治は幹線道路に直結した観光エリアである為、ダンプカー等々が走る中での運航となります。経験しているものでないとなかなか対応ができないと思います。
そんな中、立ち上げにいたる苦労は感じておらず、期待値の方が高いんです。それは、私たちの存在が温かく見守られていることを強く感じているからで、その方々の期待に応えられるようにやっていかなくてはと、逆に使命感を得ている状態です。
このまちは綺麗です。きっとお住まいの方々が自分たちのまちを好きで大切にされてきたのだと実感しています。平等院門前町に住んでいる方の誇りや宇治というブランドを自分たちも大切に守っていきたいと思います。
常時待機していますのは、JR宇治駅、宇治橋西詰、平等院の表参道です。
JR宇治駅から乗車いただき、宇治橋、宇治川を渡り、宇治上神社、源氏物語ミュージアムを経て三室戸寺までおおよそ30分です。私も現役車夫として観光案内をしながら人力車を引いています。私どもえびす屋の「地域の人に愛され感謝の気持ちを忘れることなく貢献し共に発展する」という企業理念の一つに基づき、これからも地域と連携しながら頑張っていきたいと思います。

「感想」
朝礼が済むと、まちの掃除をしながらまちの方とあいさつを交わしコミュニケーションをとる。地域とのかかわりを楽しげに話してくださいました。宇治っていいな。行楽シーズンは屈強な俥夫さんに観光案内してもらいながら人力車に乗りましょう。(小澤えみ)