地域・まちづくり
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●「ただいま参上」コーナー
大垣書店 烏丸三条店 店長 川合薫さん
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「本屋さんに出かけよう！」
大垣書店 烏丸三条店 店長 川合薫さん
大垣書店は、昭和17年に京都市北区で創業、以来76年の歴史です。現在、直営店とフランチャイズ店の合計36店鋪で展開しています。私は、烏丸三条店の店長をしています。同じ烏丸通りの四条上ルにも四条店があり、近いのですが烏丸三条店とは客層は違うので品揃えも違います。
烏丸三条店の近隣にお住まいの方たちの統計を見ると、ここ５−３年の間に事情が変わってきていることがわかりました。４人以上の世帯と１人暮らしの世帯が増えてきています。併せて、烏丸通りをどんな方が歩いているかを調査すると、女性が多くなっていることもわかりました。そこで、子供さんのいる家族世帯と女性を意識して、児童書と女性向けの実用書の品揃えを充実させました。地域に密着した書店であるために、これからもそういった数字をもとに、店舗を展開していきます。
地域に密着し必要とされる本の品揃えの他に、本以外でもお客様に楽しんでいただけたらと、「本との親和性」のある商品を取り扱うことを企画しています。例えば、本を読みながら音楽を聴く=音楽CD、本を読みながらお茶を飲む=カフェの併設、本を読みながらメモを取る=文房具といった具合です。お店の地域性によっては、子供達の大好きなトレーディングカードも、その原作となるマンガ本に親和性のある商品です。
今は自分の足を運ばすにネットで本を買う時代です。それでもリアル店舗には魅力があります。何より、実際に本に触れられること。手にとったときの表紙の感触、重み、紙質、デザインにこだわった本、開くと思わぬ仕掛けのある本など、手にとってこそわかる魅力を体感していただけることが一番のアピールポイントです。そしてスタッフの「おすすめポップ」にもぜひ目を留めていただきたいです。その本のいいところをギュッと凝縮して各スタッフが心を込めて書いています。
みんな本が好きで本屋に就職したと言えるかも知れません。そんな本好きスタッフによる「本のソムリエ」という番組をこの三条ラジオカフェで持っています。話題の本はもちろん、スタッフおすすめの本も紹介する毎週木曜夕方4時からの6分間。私もレアキャラで時々登場しますのでお楽しみに。
各店舗では作家さんのトークショーやサイン会の他、本にまつわるイベントも色々と企画していますので、ホームページをチェックしてぜひ本屋さんに足を運んでください。
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