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放送日時 2017-09-14

2017-9-14OA 服部 待さん(守ろう憲法と平和きょうとネット元代表幹事)

番組名:京都けんぽうラジオ

投稿日時 2017-09-14 07:00

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守ろう憲法と平和きょうとネットは、2000年1月27日に開始しました。それ以降、今でも毎月例会・学習会を27日にやっています。その最初の代表に、ルーテル教会の小泉潤牧師とYWCAの黒木順子さん、そして私が役を引き受けました。当時は日米ガイドラインが改訂され、有事立法を制定して、これから戦争できる国に向かおうとしていた時期でした。
この動きに危機感を覚えた有志が集まって、ゆるやかなネットワークを作った。運営方針は、まず全体で合意することを基本とし、各自の活動を尊重してお互いを中傷しない。そして非暴力にてっすることとしました。そして2002年から5月3日の憲法集会が一本化され、2003年春にはアメリカのイラク戦争反対の集会やデモ、2004年から「9の日」憲法署名をはじめた。ストップイラク派兵では5000人集会が持てました。これらの経験が今も受け継がれていると思います。
私がこの運動に参加しはじめたのは、YMCAで働いていたときに、小泉牧師がキリスト教協議会の会長され、私が事務局を担当していました。その時、旧日本軍の行為を描いた映画「南京1937」の上映運動を成功させたのです。互いの立場や主張の違う人とも一緒に行動できると学んだのです。この学びが「きょうとネット」につながったのです。
私は、憲法の前文に「自国の平和だけでなく、世界中の平和」をのぞんでいるという願いが書かれていますが、これに私は誇りに感じています。9条の戦争放棄・不戦の誓いが戦後72年間、戦争しないできた証しだと思います。相手を信頼し、許すことが大事です。武力ではなく、無防備こそ平和をつくり出す力になると信じます。若者といっしょに平和を守ってゆきたいです。