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放送日時 2017-01-26

2017-1-26OA 傍島恭子さん(元従軍看護婦)

番組名:京都けんぽうラジオ

投稿日時 2017-01-26 07:09

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私は1929年生まれで、1944年に14歳で満蒙開拓青年義勇隊中央病院看護婦養成所へ入りました。終戦後も中国に残り、46年には八路軍医療隊に所属し12年間看護婦としてくらし、58年に帰国しました。
今、私は若い人たちを戦場に送りたくないので、私たちが体験したことを伝える活動をしています。戦争は人を人と思わない残酷なもので、体験した私たちは伝える責任があると思っています。
終戦直後、中国では日本人は「リーベングイズ=鬼の子」を呼ばれ、日本人とわかれば何をされるかわからない状況でした。日本軍が中国大陸で何をしてきたのか知る必要があります。しかし、しばらくして「あれは軍人がやったこと。あなた方には責任はない」とやさしくしてくれました。
日本の医療技術に対しては高い信頼が寄せられ、私たち医師と看護婦は大事にしてくれました。
若者を絶対に戦場に送ることはできません。