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放送日時 2017-04-13

2017-4-13OA 杉浦真理さん(立命館宇治中学・高等学校教諭)

番組名:京都けんぽうラジオ

投稿日時 2017-04-13 07:09

音声

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18歳選挙権が昨年実現しましたが、私たちは十数年前から模擬投票や模擬請願を取り上げて社会の出来事を、生徒が理解できる取組みをしてきました。国政選挙の時には比例代表区での各政党の政策を調べることや、最近ではフィールドワークも行っています。昨年は保育園にでかけ待機児童問題について理解を深めました。
選挙権の18歳引き下げは、社会が若い人の声を必要としていることであり、民主主義のパートナーが増えることであります。
模擬請願の取組みは、宇治市議会の協力もえて、生徒が実際の生活の課題―教育・福祉・交通・街づくり―を取り上げて学ぶことができました。
選挙権を得たから主権者教育をするのではなく、日常的に暮しの問題を考え、変えて行く力を身に着けることが大切だと考えています。
教科書では、法律や制度を中心にした記述になっており、日常の政治、各政党の言っていることなどのは書かれていません。自分で新聞・テレビ・インターネットなどで調べる力を身に着けて欲しいと考えています。
とくに、最近は安保法制・憲法改正など社会が動いており、投票だけでなく、友だちとこれらの問題を話し合ってもらいたいし、未来をつくってゆける子どもを育てて行きたいと思っています。