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放送日時 2017-04-12

2017-4-14OA 「進化する伝統とモダン融合」

番組名:KYOTO space fountain ~きょうと空間創生術~

投稿日時 2017-04-14 13:15

出演者情報

パーソナリティ) ローバー都市建築事務所
             野村正樹

パートナー)  藤田瞳

音声

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京都・嵐山に今年3月に新しく誕生した「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル京都」を先日訪れる
機会に恵まれた。2010(平成22)年まで、ホテル「嵐亭」として営業していた建物を改装した施設である。

渡月橋から、保津川の上流沿いに進んで行くと、突き当たりに純和風の歴史を感じる大きな門がみえる。
門の向こうにひっそりとたたずむのが、敷地面積5000坪平方メートル以上のホテル「翠嵐」である。

門をくぐると、まず綺麗なかやぶき屋根の建物が目に入る。1910年に建造され「八賞軒」と呼ばれてい
た建物を再生した、水辺の食事処「茶寮 八翠(はっすい)」。明治時代に8人の詩人が集まり、嵐山の
四季を詠んだことから「八賞軒」の名が付けられたそうである。この茶寮には、保津川越しに嵐山の風景
を楽しむことのできるテラス席も完備されており、気軽に立ち寄ることのできるしつらえとなっている。

さらに進むとその奥には、日本庭園が広がり、その奥にあるのが、男爵川崎正蔵の別荘として1899(明治
32)年に建築され、嵐山御殿とも称された「旧延命閣」を改装したレストラン「京 翠嵐」である。
明治時代の建築に現代的な照明と座席を配し、本物が持つ素晴らしさを体感することのできる空間が構
築されている。

この2棟の歴史ある建築物に加え、客室棟は今回新たに3棟建設され、全39室のそれぞれには「月」を
テーマとした空間デザインがなされている。
また、日本古来の伝統色である「翡翠(ひすい)」「菫(すみれ)」「藍」などをキーカラーとしたイン
テリアが施されているのも興味深い。

今後、京都において多数のホテル建設が予定されている。これからも進化を続ける伝統とモダンの融合
の"かたち”の未来が楽しみである。]