出演者情報
堀尾 豊さん(六原学区防災まちづくり部会事務局長)
写真左
井上 徹さん(六原学区防災まちづくり部会副部会長)
六原学区の防災まちづくり
六原学区は六波羅蜜寺近くの五条通と松原通、清水と鴨川の範囲にある30町内で、昔からのまちなみやあたたかいコミュニケーションのある地域です。
防災まちづくりは自主防災会に京都市から連絡があって始まりました。24年8月に 防災まちづくり会議を立ち上げ今年で4年目になります。当時は防災面では 私たちも知識がなかったんですが、消防分団などが消防や行政と連携をとり、アドバイスも受けながら地域住民の歩数に合わせた取り組みとしてやっていけるんではないかと始めました。これまで毎月会議をして、すまいの応援団など多くのイベントにブース参加して、地域の人に防災のことに触れてもらうという形で進めてきました。
3年の成果として「防災まちづくり計画」をまとめ、京都市のはじめての認定を頂きました。防災面でのこんなことがあるという地域の人の声を拾い上げ、防災会議で検討し、練っていく。 町内から町内会、自治会、自主防災会へと声をすくい上げるという仕組みづくりもしてきました。その拾い上げた声をどうかたちにしていくか、わかってもらうかが難しく大切なんですが、町内のあちこちを直したところできてくると、これが防災なんやなというのがわかってもらえると思います。見える化プロジェクトというものでは、災害時に2方向避難ができるように袋路の行き止まりのところに扉を付けることができました。
建築士会など専門家の支援も受けながらやってきましたが、4年目に入り自分たちで何ができるか、ひとり一人の防災への意識を高めてもらうということが、、住民をおいてきぼりにせずに、防災計画を前に進めるというこれからの土台作りにつながるための活力や兆しになればいいと思っています。