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放送日時 2019-10-05

2019-10-5OA リノベーションと社会貢献 後半 法制委員会

番組名:きょうと・人・まち・であいもん

投稿日時 2019-10-05 15:30

出演者情報

法制委員会 
委員長 岡田 圭司さん

音声

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「ミッションに沿った勉強会で法律をしっかり守り使いこなせる建築士に」

建築基準法(以下基準法)はとても難しい法律と言われており、建築士の資格をもった者でもなかなか何が書いてあるのかわからない、把握しづらいという方が多いです。
法制委員会では建築士会の会員にわかりやすく説明できるように基準法を読み解くということを主に活動しています。
今の委員会メンバーは8名おり、月一回の会議にはほぼ全員出席し、膨大な量の基準法を読み解きどのような勉強会を開催するのが会員の為になり適しているのかを検討しています。
今年の7月に改正基準法の施行についての勉強会を行い沢山の会員の方に参加いただきました。
平成30年の法律改正は、広い範囲で多くの内容が改正されましたが、その全てを網羅する勉強会をしようとするととても大変なので、建築士会のミッションになっている「木の文化を育む建築・まちづくりの推進」に合致するものを、まずはやろうということにしました。今回の改正には木造建築をやりやすくするものもあり【木造建築係る規制の合理化】と建築士の職能としての倫理観を問われる【用途変更200㎡未満(小規模建築物)】に絞り行いました。
この2項目に重点をおき行うにあたり、委員会メンバーが単に一方的に改正された中味を説明するだけでは面白くないので、「みんなそれについて考えようよ。」というのをやってみたいということで、グループ討議を組み込みました。
特に、200㎡未満の用途変更については、法律改正だけみるとゆるくなったように思われますが、建築士の立場から見ると建築士に全責任がかぶってくるという内容になっているので、実は倫理観を試されるものになっているのです。
グループ討議でもこちらのテーマの方が多く集まりとても盛り上がりました。
今回参加できなかった方や参加した方からも「もう一度やって欲しい!」という声をいただいていますので、この2つのテーマで第2回を企画しています。第2回では、倫理観について更に突っ込んでみたいと思っています。
200㎡未満の建物であれば用途変更の手続きがいらないということになるのですが、中味がよくわからないという意見も多くいただきましたので、それも詳しく解説できるような事と前回と同じように意見交換をしていきたいと思い企画中です。
前回来られた方にしても、初めて聞かれる方にしても同様に、為になる勉強会になると思っています。