出演者情報
お話 :京福電鉄嵐電嵐山駅マネージャー/京都観光おもてなし大使
長井喜美さん
聞き手:環境市民ラジオチーム
向井弘美、高橋幸一
四季折々に美しさを変えて魅了する嵐山。秋は紅葉、春は桜と自然とともにある嵐山には、竹でできた京福電気鉄道 嵐電嵐山駅があります。
その構内に「キミマツサクラ」と名付けられた1本の桜の木があるのをご存じですか?
まつわる実話を京都おもてなし大使であり、嵐電のマネージャーでもある長井喜美さんに伺いました。
東日本大震災の3月11日。その日まで、福島の地には、それは見事な「しだれ桜」がありました。その地に住む方々の安らぎであり、誇りとして多くの人々を楽しませてくれていた大きな桜です。突然の震災で、桜はその姿を変えてしまいました。しかし、深い絶望と悲しみの中、遠く離れたこの京都嵐山の地で、その命はひっそりと育まれてきたのです。
「キミマツサクラ」
そう名付けたのは、実は有名なミュージシャンの方。そんな深いキズナのお話が始まります。