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放送日時 2019-12-19

2019-12-19A 野間文芸新人賞受賞 「デッドライン」 著/千葉雅也 新潮社

番組名:本のソムリエ

投稿日時 2019-12-19 16:06

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「今週の本のソムリエ」 大垣書店烏丸三条店  倉津拓也

「わたしの一冊」  「デッドライン」 著/千葉雅也 新潮社

暗闇の中、主人公の目は無数の男たちを追っている。

男たちは一人また一人と暗闇の奥に消えてゆく。

「群れなして回遊する魚のように」

千葉雅也さん(40)の小説『デッドライン』(新潮社)は、出会いを

求めてさまようハッテン場から物語が始まる。

デビュー作ながら、芥川賞の前哨戦とも言える野間文芸新人賞に

決まった。本業は、表象文化論が専門の立命館大学准教授。

『動きすぎてはいけない』や『勉強の哲学』が思想書として異例のベスト

セラーとなった気鋭の哲学者。