今、政府の改憲は、9条の1項・2項をそのままにして、9条に「自衛隊を明記する」としています。書き加えることで、①もはや自衛隊が戦争に行く軍隊であることを承認することになり、②軍事に対する歯止めがなくなります。
安保法制で自衛隊が戦争に行けるようになりましたがその「権限をえた」ことになります。今年3月に水陸機動団を創設したことで、専守防衛に留まらない部隊になっています。敵国の海岸線から強行的に上陸して戦闘活動をするのです。アメリカの海兵隊と同じ機能です。
今まで政府は、憲法で「軍隊を持たない」としていたので「自衛隊は軍隊ではない」「戦力を禁止する」「だから軍事活動をしない」が、憲法に自衛隊を書き込むと何でもできることになります。「戦力ではない」という“しばり”がなくなるのです。