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放送日時 2014-08-16

2014-8-16OA 丹後支部 ジオパーク

番組名:きょうと・人・まち・であいもん

投稿日時 2014-08-16 15:30

出演者情報

ただいま参上!
・山陰海岸ジオパーク公認ガイド
・NPO法人全国まちづくり サポートセンター理事長
中江 忠宏さん
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教えてスペシャリストさん
光本瓦店有限会社
代表取締役 光本 大助さん

音声

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中江 忠宏氏
・山陰海岸ジオパーク公認ガイド
・NPO法人全国まちづくり  サポートセンター理事長

この山陰海岸ジオパークは東は京都府経ヶ岬から西は鳥取県白兎海岸まで110kmに
及ぶ大変広い範囲です。3府県3市3町にまたがるエリアになります。国連ユネスコが認定しているのですが、ジオパークは自然遺産の地質遺産にあたります。岩の形や砂丘の在り様などが見所になります。もともとは大陸の一部で2000万年ぐらい前から一部に亀裂が出来、そこに雨水がたまり、その割れ目がどんどん北へ北へと行きやがて大陸が二つに別れ、海水が流れ込み、1500~1700万年前に今の日本列島ができた。その膨大な歴史のなかで日本海が出来てそしてそれに伴い今の日本海側は気候、生物、動物など新しい環境のもと新しくできていった。このようなところは世界に類を見ず、価値のある場所ということで『世界ジオパークネットワーク』に加盟が認定されました。全110kmの範囲内にはいろいろな見所があり、京丹後市を見ても西半分、網野から久美浜にかけては砂地が多く海水浴場も多い地域だけれども、丹後町の海岸は岩場が多く海岸段丘と言われているかつて海底だったところが現在は棚田が作られたりしている。マグマが固まる時に柱のような形になった柱状節理の安山岩も非常にたくさんあります。京丹後市の範囲だけでも大きく2種類に分かれ、それぞれたくさんの見所があるのでガイドさんに説明をしてもらいもらいながら見ていく事は非常に分かり易いと思います。

IMG_2406[1]光本大助さん

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光本瓦店有限会社 代表取締役 光本 大助さん

屋根瓦の疑問にお答えします!

●屋根瓦の耐久性は土葺きは30~50年で棟が緩むのでそれを機に葺き直します。新しい瓦を葺く方がきれいで安く上がるため使います。葺き方がかわってきているので素材が持てば形として持ちます。瓦素材は焼き物で耐久性はかなりあります。

●Eディフェンスでの実験に参加した時、先生方から瓦屋根の建物比重を考えると比較的重くないという感想を言っていただきました。土葺き工法で重いものがすべり落ちない注意は必要ですが対策すれば地震時の心配は、小さくなっています。

●屋根葺き素材として極端に勾配が緩い、躯体が華奢でない限り瓦は最善素材です。焼き物なので断熱効果も得られ、厚みがあるので雨音も静かです。京都の気候風土には瓦屋根は最適素材です。

●瓦は世界中にあり種類も多いです。急勾配は制限なく葺けるし、最近では緩い勾配に葺ける瓦も開発されています。薄く硬く焼いたり、小さい波をつけてかたく焼いたりと瓦の軽量化も進められています。瓦はどのような屋根でも葺けます。

●京都町家屋根でよく見るしょうきさんは瓦産地や鬼瓦屋さんが作っていて、デザイン、大
きさもいろいろあり選ぶことができます。

●最後にリフォーム訪問業者で不安を煽るのはロクな業者ではありません。瓦組合や瓦業者に依頼して見積をとり検討し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

瓦屋根のすべて、お教えします。
ぜひご相談ください
京都府京都市北区大北山原谷乾町
117―8
HP   http://roofmits.net/
電話 075―461―5253