出演者情報
わかもの避難基地PRJ @バザールカフェ
京都府更生保護女性連盟 事務局長 北川 美里さん
女性部会活動報告
“参加してみたい、楽しかった、仕事に活かせる”を合言葉に
部長 河合美由紀さん
部員 田代ゆかりさん
進行 下村委津子さん
きょうと・人・まち・であいもん ただいま参上!
京都府更生保護女性連盟 事務局長 北川 美里さん
古材文化の会や、文化財マネージャなどの活動もしていますが、普段は更生保護女性連盟の事務局をしています。「更生保護」って皆さん馴染みがないと思いますが、「人はやり直すことができる」ということを信念に、犯罪をした人や非行に走ってしまった人の社会復帰を支援する活動をしています。
>女性の「居場所」や「生きづらさ」について
「生きづらさ」というのがすごく今ブームになっていますが、更生保護というものに関わっていろんな事件を見てきたときに、みんな小さいときや若い頃にどこかで生きづらさというかしんどい思いをしていて、それをなかなか克服できなくて非行や犯罪に走る方が多いです。女性の場合は、そのリスクがずいぶん高い。たとえば暴力やDV被害や、性被害にあう確率は女性が多い。あるいは女性だから我慢するのは当然みたいな固定観念や女性差別のなかで自己肯定感が育たず生きづらさを抱えているのです。
>わかもの避難基地プロジェクトについて
多様性を認めるような、何をしてもいいのだよというか、「あなたのそのままを認めましょ」じゃないですけど、なんかそんな場所が一つあればいいかなと思ったのです。
みなさん、気づかないうちに自分の心にいろんなものを着込んで鎧のように被っていて、だからしんどいのではないかなと。
>こども食堂を開設すると宣言されました
10月から、宣言したらやらないといけないです(笑)。最近、子どもも関わる人がだんだん親しかいなくなってきて、親に気に入られることばかりしかしなくなっている。いろんな人に出会う機会がなくなってきた。だから、こどもの時にいろんな人が周りにいたら、こどもは伸び伸び成長するのではないかと。そういう場所を、昔の家族に戻るわけにはいかないので、地域で新しい家族というのをつくりたいなと思っています。会場となるバザールカフェは、HIV感染者や外国人就労者などさまざまなマイノリティ(少数者)の方を支援してきた施設で、ここが私たちのこども食堂になったら、まさにいろんな人が周りにいる場になる。
>幅広い世代を対象としたこども食堂に
「生きづらさ」って、大学生もめちゃくちゃ生きづらい。困難を抱えている人を支援しようと思って頑張ってきたけど、普通の人も生きづらいってことに気づいた。だから、ターゲットを分ける必要はない。
これからのまちづくりには、「こども食堂」のようなものの考え方が大切だと思います。
>10月から毎週火曜日に「わかもの子ども避難基地(仮) 」が開催され、こども食堂としても活用されます。ご興味のある方は、ボランティアとして参加されてみてはいかがでしょうか。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
女性部会活動報告
“参加してみたい、楽しかった、仕事に活かせる”を合言葉に
部長 河合美由紀さん
部員 田代ゆかりさん
“参加してみたい、楽しかった、仕事に活かせる”を合言葉に女性部会の活動をしていきたいと思います。今年度から始める事業は、当会が2012年から創設している京都建築賞の受賞作品を巡ります。9月には第4回最優秀賞のサントリーワールドリサーチセンターと隣にある国立国会図書館関西館の見学会を予定しています。こちらは一般の方もHPから申込むことができます。5月には第1回優秀賞の島津製作所創業記念館を見学してきました。個人ではなかなか見に行くことは難しい中、実際に説明を聞きながら建築を見ること、また建築士同志で意見交換する事で、知識も豊富になり、仕事にも活かせる良い機会という感想を得ています。
女性部員の得意なところをミニセミナーとして勉強することも継続していきます。
建築といってもやはり「人と暮らし」ということになりすべての建築士、特に女性建築士が人生の中で経験したことはすべて建築に活かされると思います。スキルを上げることが視聴者のみなさまのお役に立てる建築士になるのではないかと思い日々努力しています。
感想:私が部長を務めさせていただいたのが7代前で数えてびっくり!前部長の瀧口さんと相談して新企画立ち上げられた新部長の河合さんを応援しながら女性部会を盛り上げ、ひいては市民のみなさんに役立つ建築士会になるように精進します!!(桂浩子)