出演者情報
●「まちづくり特集」コーナー
(一社)京都府建築士会まちづくり委員会 篁正康さん
●「会員紹介」コーナー
(株)茶虎工房 柿沼 瑠美さん
●「まちづくり特集」コーナー
近代建築WEEK 2019 三条通の近代洋風建築群〜建築・まち・ひとを繋ぐ〜
ゲスト/まちづくり委員会 篁正康(まさみち)さん
京都府建築士会まちづくり委員会では、京の三条まちづくり協議会が立ち上がる20年以上前から三条のまちづくりのお手伝いをしています。今回も、三条通の近代建築をクローズアップした「近代建築WEEK2019」というイベントに全面的に関わっています。
京都というと京町家や立派な寺社仏閣などが取り上げられがちですが、全国的に見ても、三条はわずか800mという短い区間で8軒もの大型の近代建築が集積している珍しい地域で、是非とも大事なものとして一般の方に注目して欲しいですね。
三条通に限らず、京都には近代建築が点在しているものの、最近では時代とともに消失してしまうものがあり、とても惜しまれます。そこで、建物のオーナーさんや建築の専門家がつながりを持つことで、みんなでこれらの建築物を守っていく仕組みづくりのきっかけになれば、というのもイベントの趣旨でもあります。まずは三条通から、そして最終的には京都全体に、こういったイベントを通して建築とまちとひとが繋がっていけばと思います。
9/28から10/6までの9日間で7個の催しが用意されています。
●三条通りの近代建築について3回目を迎えるシンポジウム。
今回は建築とまちとひとをつなぐ活動をしている東京と京都の団体の方のお話を伺います。
●著名な建築家・辰野金吾の建築が3軒もある三条通。その没後100年に合わせて大学の先生を講師にお迎えしての講演会。
●さらに「文博界隈の近代建築と地域事業」として文化博物館でいろんな展示を行っています。
●まちづくり委員会主導の近代建築ツアー「三条の近代建築見て歩き」
私たち建築の専門家が三条通をご案内します。
●「スマホで三条 まちなみの変遷ラリー」メモリーグラフというアプリでまちの記憶を呼び起そうという試みです。100枚以上集まった古い写真の中から20枚ほどをセレクトして、今の姿と昔の写真を同じ視点で重ねることで、まちの変遷に思いを馳せます。
●日本銀行京都支店の出前講座や、お金に関するワークショップ、一億円の重さ体験などを開設。
●三条のまちづくり協議会「第48回まちカフェ」では 西洋建築史がご専門の先生から、三条の近代建築群は「西洋建築」なのか?という少し変わった切り口でお話を伺います。
●「会員紹介」コーナー
愛猫、茶虎と共に
ゲスト/(株)茶虎工房 柿沼 瑠美さん
最初に就職したのは銀行で、一般事務を、その後も二度程転職しましたが、情報をうったり、目に見えないサービスを提供する事に対して不安感を持ちはじめ、形に残るもの、ものづくりに携わる方が心が安定し、お客様に満足を感じてもらう仕事がしたいと思いました。それから昼間は働きながら夜間は建築専門学校に通い、国家試験を受けました。
建築士に合格してからは現場が動いている建設会社で設計を担当して現場監理も経験して、現在の会社のスタイルに繋がっています。
10年ちょっと勉強もさせてもらいながら勤めていましたが、友人から野良猫の赤ちゃんをもらって一緒に暮らす事になり、その猫との暮らしが心地よくて、猫といる時間をもっと増やすにはどうする?と考えた時、勤めていては難しいな!と考えて独立して事務所開設する事になりました。きっかけが猫でしたので、会社名も茶虎工房としました。元々住宅がメインでしたが、独立を機にクリニックや保育園等の受注もあり仕事の幅も広がり楽しみながら仕事ができる事が有難いです。
建築士会には独立してから入り、メールや会報で情報収集が出来たら良いわという程度でしたが、宇治支部の幹事になってから定例役員会に参加し、地元で開催されるJOYO産業まつりに出展する時は積極的に運営に関わったりするようにしています。そうして近くの建築士さんと繋がりが出来た事で、今では仕事に役立つ情報がいつでも欲しい時に得られるようになっています。関わる取っ掛かりは其々ですが、建築士会に積極的に参加する事は本当にオススメだと確信しています!
特に動物好きではありませんが、会社名がきっと猫ちゃん由来と感じていましたので茶虎くんに会いたかった!人見知りでお会いできず残念。桂浩子