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放送日時 2017-04-01

2017-4-1OA 市民でつくる宇治田楽まつり

番組名:きょうと・人・まち・であいもん

投稿日時 2017-04-01 15:30

出演者情報

宇治田楽まつり実行委員会
糸井 優美子さん
井上 智子さん

田楽とは、平安時代に田植えを囃したりする田楽と、僧の身なりをした田楽法師達の職業的芸能集団などがありました。宇治の白川に本座と呼ばれるプロ集団があったそうで、京都や奈良の祭礼で華やかに田楽を演じていたのが、時代は移り猿楽や能に発展していって、田楽は廃れてしまいました。その田楽を20年前に宇治に復活させ引き続き毎年まつりを行う宇治田楽まつり実行委員会の活動は現在に至っています。実際に田植えのまわりで演舞したこともあります。
今日は興味をもっておられる市民の方に躍りや太鼓・篠笛の体験をご一緒にしてもらいしましょうという公開練習を行いました。躍りの実行委員の息子さんはまだ4歳ですが、聞き覚えたリズムで教えていないのに身体に合わせた太鼓を上手に叩けるようになっています。4月の宇治川さくらまつりで宇治田楽PRに出演する子どもたちの練習もしていましたが、型は決まっていますが元気一杯躍りを楽しんでいることが伝わったと思います。躍りで使っていた楽器は「ささら」というもので田楽にはなくてはならない楽器です。語源は「ささくれる」で他にも「すりささら」などありますが、宇治田楽では板を108枚繋げた大きい「びんざさら」を使い、打ち鳴らしたり振ったりして躍ったり演奏したりします。宇治田楽まつりはみなさんと練習を重ねて作り上げるまつりです。宇治市民でなくても、お祭り好きな方なら是非参加してください。募集締切は6月10日まで。
毎年10月第3土曜日夕方から宇治田楽まつりを開催していますが、今年は20周年で京都府の「お茶の京都」と共催の形で10月21日(土)22日(日)にお昼から開催しますので、こちらの方も府立宇治公園中の島(平等院の前の宇治川中州)まで是非足をお運びください。詳しくは実行委員会ホームページをご覧ください。

http://ujidengaku.com/

◆毎年10月になると宇治田楽ののぼりを見るのでどんなおまつりだろう?と思っていたものが一挙に解決しました。自然にリズムをあわせ太鼓をたたいている4歳の男の子がとてもかわいくて田楽が楽しいことが一目瞭然でした。桂浩子

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