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奥田一美、たけだゆっこ
今回は、パーム油に関する日本での動きのご報告です。
オランウータンなどの希少生物がすむ、生物多様性豊かな熱帯林の自然破壊や、
原材料であるアブラヤシの大規模農園(プランテーション)で働く人々の過酷な労働条件など、
多くの問題が指摘されているパーム油。
一方で、身の回りの様々なモノに姿を変えて私たちの暮らしを支えてくれてもいます。
そんなパーム油の持続可能な調達とはどうあるべきか?
海外動向や企業事例をはじめ様々な視点を共有しながら、日本企業などの間で共通認識を醸成する場として、
10月22日に東京で「持続可能なパーム油会議2018」という集まりがありました。
http://www.gpn.jp/project/palm/event2018/
特に注目したいのは2020年オリンピック・パラリンピックの「持続可能性に配慮した調達コード」!
これは、大会の準備・運営段階の調達プロセスにおいて、経済合理性のみならず持続可能性にも配慮した調達を行うために策定されたものです。
https://tokyo2020.org/jp/games/sustainability/sus-code/
こうした持続可能な消費に向けた動きは歓迎すべきことですが、
まだまだ取り組みは始まったところで不十分であることも忘れたくありません。
本当に居心地の良い社会に向けて、私たち消費者ができる事は何でしょう?
皆さんとともに考えてゆくきっかけをお届けできたら幸いです。