ゲスト:伏見の環境を守る会 澤井 徹二さん
伏見と聞くと、伏見稲荷大社や、白壁に板塀、黒い瓦屋根の酒蔵が立ち並ぶ風景を頭に描かれる人も多いことでしょう。
こうした観光地として注目されているところではありませんが、伏見区にはかつて豊臣秀吉が行った一大土木事業の名残が多く残されています。現在はすべて干拓され、道路や宅地、水田などに形を変えましたが、かつては太閤堤という堤防や巨椋池という広大な池が伏見区から久御山町に亘って広がっていました。向島の宇治川河岸には現在もなお35ヘクタールのヨシ原が拡がり、ヨシズや茅葺の屋根材などに利用されるほか、近畿地方有数のツバメのねぐらにもなっているということです。
また、淀には早咲きで有名な静岡県発祥の河津桜の桜並木があり、濃いピンク色の花が春の訪れを知らせてくれます。
「伏見の環境を守る会」では、こうした自然環境や多彩な動植物の生態を守るための活動に取り組んでおられます。
同会では、番組を通じて多くの人にこうした取り組みを知っていただくとともに、一緒に活動していただけるボランティアの方を募りたいと考えています。
伏見の環境を守る会
http://fushimi-kankyo.sakuraweb.com/work.html