ゲスト:花背地域振興協議会 花背創生プロジェクト 中東 久人さん、新谷 久利さん、藤井 順一さん
京都市中心部から鞍馬街道を車で北に進むこと約1時間半。標高759メートルの花脊峠を越えると、茅葺屋根の民家が点在する別所の集落に入る。
ここからさらに北へと進むと、花脊、広河原の3つの集落があります。この3つの集落を総称し、現在の花背地域があります。
国内最古の懸崖造り本堂をもつ、修験道の聖地である峰定寺、日本一の樹高を誇る三本杉など、ひとびとはこの山里で古からの文化、自然とともに共生してきました。
しかし現在は、過疎化が進む一方で、主だった産業もなく、このままでは廃村になる可能性が十分にあります。
生まれ育った花背の地が廃村になるということは、京都の歴史の一部がなくなるということでもあり、故郷がなくなるということでもある。
そこで、地域の良いものをブランド化することで再び活性化し、多くの人々が訪れる土地にしていこうと、地元有志らが地域創生のために立ち上がりました。
「この地域には良いものがたくさんあるにも関わらず、それを生かさないのはもったいない!!」
目指すのは、京都らしい豊かな里山づくりと地域住民の生活の向上です。
プロジェクトはすでにスタートし、来春からの新たな地元産山菜の生産に向け、良質の種苗の選定や休耕田の開墾作業などにも着手されているとのこと。
番組では、将来的には一次産業の生産、二次産業の加工、三次産業の販売をすべて地元で行う六次産業化を目指し、再び花背の地を豊かで人の行き交う里にしていこうとするプロジェクトの、今後の展望についてお話を伺っていきます。
団体ホームページ:現在、作成中
参考:http://www.kokoima.org/hanase