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【ゲスト】NPO法人『西陣デマンド交通の会』事務局長、鳥井 光広さん
遠藤仁志
今週はNPO法人『西陣デマンド交通の会』事務局長、鳥井 光広さんをお迎えしました。
デマンド交通ってご存知ですか?
利用者の要求に応じて運行する交通体系のことです。
京都市中心部に張り巡らされたバス。
しかしながら、バスが通る道は中心部になればなるほど大通りのみを運行しています。
西陣地域も例外ではなく、千本通りや今出川通りのみで、細かな道にバスは乗り入れていません。
その昔であれば、中立売通りの千本以西や七本松通り、智恵光院通りに市バスが走っていましたが撤退。
身近なバスが、中心部ではバス停まで程遠いバスになってしまいました。
そこで、商店街活性化からスタートしたNPO法人『西陣デマンド交通の会』
集客を狙うと同時に高齢者の方々の交通機関確保を目指して試験運行、本格的運行を目指しました。
しかし、そこには法律の大きな壁が存在したのです。
それらの壁を乗り越えて昨年12月から今年1月末に掛けて試験運行を実施。
北は寺之内、南は丸太町、東は堀川、西は西大路。
仁和学区を中心に午前7時から午後1時まで運行。
電話で予約を受け付け運行し、高齢者の方々を中心にお問い合わせがありました。
しかしながら、交通体系として確立するには不十分だったそうです。
高齢化社会を迎えるのは京都も例外ではありません。
社会の交流を深めることに欠かせない、きめ細かな交通体系を構築するにはまだまだ実証実験や議論が必要です。
あれば良かった!
では遅すぎます。
今だからこそ、議論を深め住民と役所が手を携える時ではないでしょうか。
参考。試験運行の模様が紹介されています。
http://www.cabik.co.jp/archives/790