今月のゲストは、京都の有名寺社、茶室建築で知られる「もろとみ工務店」社長、諸富正志さんをお招きしました。
相撲部屋の厳しさにも匹敵する徒弟制度が厳然として残っている職場環境での修行時代。建築・アートの「際(きわ)」を意識、熟慮した仕事をすることの大切さを先代親方から叩き込まれた話。
島根県安来市の足立美術館茶室設計施工に携わった時の、施主と施工者の協働作業にも等しい制作工程の話は、アーチストの作品制作に通じる共通のものを感じさせられました。
京都のかずかずの名刹建築に関わってこられた経験の中で、得られた「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の教えは、仕事上、生きていく上での、人生の大切な教訓にしているという話は貴重でした。
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