今月のゲストは、天保2年創業の菓子老舗「長久堂」の6代目当主であり、京都府菓子工業組合理事長でもある横山長尚さんです。菓子業界伝統の技と若いアーチスト達の感性を組み合わせた創作菓子の開発を提案されるなど、「菓子とアート」の恊働という視点の、業界振興活動をされている方です。「長久堂」創業者が発案した銘菓「きぬた」の命名の由来や
自社の古老菓子職人が、新しい情報を取り入れるための努力を怠らず、新しい着想を作品としての「菓子」に結実させるため、心血を注いでいたという話は、「京菓子」の長い歴史の重みを教えられる実に興味深いものでした。
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