今回のテロと人質事件についての私の感想は、ひとことで言って、安倍首相は、日本人のいのちに対して無責任ということです。
私は「自衛隊を活かす会」という憲法9条の枠内で、自衛官の人たちと日本の防衛のあり方を考える会をやっています。2月14日の会合で、元陸上自衛隊幕僚長の富沢光さんが「今の自衛隊には今回のような人質を救出するような能力はない。政府がこのようなことを自衛隊に求めても、人質を救えないし、自衛官のいのちがいくつあっても足りない」と言われた。
安倍首相がやりたいのは、日本国民のいのちを救うことではなく、自衛隊を海外に派遣すること、集団的自衛権を行使することにある。
昨年夏の閣議決定の際に、安倍首相は、アメリカの艦船に乗った日本人を救うために、集団的自衛権を行使してアメリカ艦船を守ることができるというおかしな説明をした。
安倍首相のような人たちに日本国民のいのちをまかせられないです。
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