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放送日時 2015-06-11

2015-6-11OA 隅井隆雄さん(京都ジャーナリスト9条の会)

番組名:京都けんぽうラジオ

投稿日時 2015-06-11 15:13

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隅井1

いま国会で安全保障法案が審議中ですね。政府は平和安全法制度としていますが、野党は戦争法案とか軍事協力法案とよんでいます。
世論調査によれば、毎日新聞では反対54%、賛成32%。アメリカとともに戦う集団的自衛権の行使に反対63%、賛成29%となっている。日本人のなかに根強い平和思考があると考えられる。
にもかかわらず、安倍首相が強気なのは、4月米議会で演説して好評だったので気分をよくしているからでしょう。ダイアナ・ロスの歌を引用して「アメリカが世界のどこにいようが、すぐ日本の軍隊が駆けつける」と約束したのです。
4月20日New York Timesは論説で「日本はアジアでの侵略の歴史を書き変えないでほしい」と積極的に謝罪を勧めている。また、米英の著名な日本研究の学者187人が共同声明をだしている―「戦後70年間日本が平和主義を守り、戦争してこなかったことを評価している。過去の過ちを反省することが大切です」と。これは世界の人びとの声と受け止めるべきでしょう。
著名な日本研究者・チャルマール・ジョウソンは「憲法9条は日本の誇りであるとともに、世界・アジアの人に謝罪したことを意味している。憲法9条を辞めることは謝罪を撤回することになる」と警告しています。
いま、私たちは憲法9条を守ることを、この時期に心に決めたいものです。