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放送日時 2016-12-22

2016-12-22OA 小杉功さん(京都原水協事務局長)

番組名:京都けんぽうラジオ

投稿日時 2016-12-22 07:10

国連の委員会で核兵器禁止条約について協議をはじめることが多くの国の賛同で決まりました。本会議でも採択されることは間違いありません。採択されれば来年の3月と6月に会議が、各国代表に加え、被爆者、NGOも加わって開かれます。
ところでびっくりしたのはこの協議をはじめることに日本政府が反対したことです。核兵器保有国と核の傘にある同盟国が反対しました。とりわけアメリカは同盟国に書簡を送って「棄権ではなく反対せよ。もし交渉が始まっても参加するな」と圧力をかけてきたのです。
日本政府の対応に俳優の渡辺謙さんが自身のツイッターで「核兵器禁止条約に日本が『反対』という信じられないニュースが流れました。いったいどうやってこの地球から無用な兵器を無くしていくつもりなのか?」と嘆いています。
核兵器禁止条約を作ろうというところまできたのは、被爆者の訴えと日本の原水爆禁止運動が果たしてきた役割が大きいです。とくに署名の力は大きかったです。
いま、被爆者が核兵器禁止の国際署名を呼びかけています。数億筆が目標ですが、毎年の国連総会に届けることになっています。

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