本願寺には「真宗大谷派・九条の会」というのがあって、毎年人を呼んで話を聞いたり、映画をやったりしています。本願寺には東西を結ぶ「自然平和共同行動」という大きな会があって、全国から僧侶が集まって、四条界隈をデモをしたりしています。みんな法衣を着て歩くので、市民は不思議がって見ており、ビラを配るとみんなは手を伸ばして受け取ってくれます。
私たちは、「I love 九条」とか「平和憲法を世界へ」と染め抜いたTシャツや缶バッジをつくって普及しています。また、私は音楽活動のなかで平和を訴えています。社会問題の歌や憲法に曲をつけて歌っています。ふだん集会に来ない人、若い人などをどう取り込んでいくのかがこれからの課題だと思います。それに応える活動したいです。
私は、おかしいことをおかしいと言い、嫌なことは嫌と言っているだけだと思っています。浄土真宗の教えは、誰であろうと間違っておれば、おかしいと言うべきと教えています。これは親鸞聖人が「教行信証」のなかで述べています。2500年前にお釈迦さんは、「国富民安 兵戈無用(ひょうがむよう)」すなわち「国が豊かで民が安らかになるためには、武器と兵隊はいらない」と教典で教えています。
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