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放送日時 2018-10-04

2018-10-4OA 岩佐英夫さん(京都憲法会議代表幹事、弁護士)

番組名:京都けんぽうラジオ

投稿日時 2018-10-04 07:00

南北首脳会談、6月の米朝首脳会談は、世界史的な意義ある出来事でした。まず一年前には米朝間で今にも核戦争が起こりそうだったのが、今そこから抜け出したこと。さらに戦後の冷戦構造が唯一残っていたのがなくなる展望が生まれてきたことです。
さらに日本にとっては安倍改憲の唯一の理由・根拠がなくなろうとしていることです。
安倍政権は、イージスアショアーに4,600億円をかけて秋田と山口に導入すると言っています。この金があれば、高校まで全員教育費無償が実現できます。安倍政権は平和に逆行する政策を進めています。
首脳同士の合意があっても、具体的な進展が見られないのではという声がありますが、それは戦後73年間も戦争状態が続いてきたのだから、一回や二回ですぐ解決できるものではないでしょう。しかし、よく見ると9月の南北首脳会談で連絡事務所を設けることや離散家族再会を実施したこと、米朝間では米兵の遺骨の一部の返還やミサイル実験場施設の破壊、さらには金正恩委員長は「トランプ大統領の任期切れの2021年1月までに必ず非核化する」と言明しています。
このような動きを生み出したのは、韓国の文在寅大統領によるところが大きいですが、これを支えたのは「ろうそく革命」などの非暴力の市民運動でした。私たちも安倍改憲を阻止するためにこれに学びたいものです。

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