尾崎望さんは小児科医で民医連京都の会長であり、憲法9条京都の会の世話人をされています。尾崎さんが放送で語られたのは要旨以下のとおりです。
憲法で大事なのは地方政治と基本的人権、平和主義です。私は民医連で30年働いています。民医連はあらゆる戦争政策に反対しています。
民医連の始まりは山本宣治からです。山本宣治は生物学者で、貧困から脱するため産児制限を訴え、国会議員にもなりました。彼は治安維持法違反で捕まり、最後は暴漢に殺された人です。自由に意見を話せない時代に主張をきちんとした人です。その遺志を継いで、弱者のための無産者診療所の伝統を引き継いで、戦後、民医連がスタートしたのです。
戦前、医療は戦争に奉仕させられていました。1940年代に入ると国家予算の8割が軍事費でした。民医連はあらゆる戦争政策に反対し、生命と平和を守ることを目指しています。
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放送日時 2013-12-26