最近のマスコミに関する二つの大きな問題を話したい。
一つは、政府が、内閣記者会で東京新聞の望月 衣塑子記者を排除しようとしていることです。望月記者は、鋭い質問をして政府をしばしば窮地に追い込むことがあるのですが、これに対して官房長官が「事実と異なる質問をしないで欲しい」と記者会や東京新聞に申し入れたのです。もちろんいずれも断られました。この件についてマスコミ関連の労働組合員約300人が、官邸に行き抗議集会を開き特定の記者排除を止めて欲しいとの申し入れをしています。
もう一つは、NHKの最近の報道番組が安倍内閣寄りになっていることへの批判の動きです。元NHK職員や市民が3月22日の放送記念日に安倍政権に媚びる放送はやめて欲しい申し入れました。例えば、沖縄での土砂投入に関して、安倍首相は放送で「サンゴを移している」とあたかも環境に配慮しているかのような発言を、NHKは事実を確認せずにそのまま放送したり、沖縄の式典に出席した安倍首相の演説に対するヤジをNHKは消して放送しています。民放では消していません。NHKは公共放送ですから政府から独立した放送してもらいたいです。
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