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放送日時 2015-11-06

2015-11-6OA「地域と協働する 知の拠点」

番組名:KYOTO space fountain

投稿日時 2015-11-06 13:15

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地域と協働する、知の拠点
先日、京都市右京区山ノ内に新しく「京都学園大学 京都太秦キャンパス」が完工した。
天神川御池交差点南西にある「旧山ノ内浄水場」跡地、およそ180メートル四方約3.3ヘクタールの
敷地に3学部6学 科の開学が、4月から予定されている。
 「京都太秦キャンパス」の基本理念は「地域に開かれ地域に溶け込み、地域と協働する知の拠点になる」。
オープンなキャンパスと、そこから広がるコミニケーション。
京都の街や文化に学び、実践的職業人を育て る多彩なカリキュラムが予定されている。
 新しいキャンパスは、街と一体化する開放的な空間を実現している。
学生たちがあらゆる人と交流を深めて知的発見を重ねるなかで、社会人・職業人としての成長を導くという
教育的なねらいと、蓄積した知的資源を地域にも還元したいという大学の思いがかたちにあらわされている。
環境という観点からも、中庭や御池通り沿いには豊かな緑が計画され、敷地の南 側には日本みつばちの蜜源
のためにクローバー広場も整備されている。
 キャンパス内には老舗洋食店スエヒロをルーツに持つカフェテリア=写 真=やコンビニエンスストアも設
けられ、地域に愛される施設を目指すと共に3階にある500人収容の「みらいホール(大講義堂)」は授業の
他にも各種講演会等にも使用される予定となっている。
 新しく誕生する「京都学園大学 京都太秦キャンパス」の開放的な空間。そこで生まれる新たな出会いや発見
が、今後の京都の更なる発展を生み出す活力となることを予見させる新キャンパスの 完成であった。

参考資料)生まれ変わる旧山ノ内浄水場きょうと空間創生術

151106知の拠点2

 京都市右京区山ノ内、天神川御池交差点南西にある「旧山ノ内浄水 場跡地」。1966(昭和41)年の完成以来、
47年間、京都市内西部地域(右京区・西京区・ 南区の一 部)に安全・安心な水道水を供給し続けてきた
「旧山ノ内浄水場」。2013(平成25)年3月にその役割を終え、現在、新しく生まれ変わろうとしている。
およそ180メートル四方、約3.3ヘクタールの広大な浄水場跡地では、2015(平成27)年4月の開学を目指して
「京都学園大学 京都太秦キャンパス」の建設が着々と進められている。

 写真は、基礎工事中の現場風景。跡地の北側部分には、御池通りに沿うように、地上4階建ての本館と
実習棟が建設される予定である。計画延床面積は 約1万6500平方メートルあり、約2000人の学生のための
新しい学舎が完成する。跡地の南側部分は、将来の増築予定地として芝生広場や駐車場として整 備 され、
敷地中央部分は環境に配慮したキャンパスの中庭スペースとして活用される計画となっている。

 「京都学園大学 京都太秦キャンパス」のコンセプトは「人と人、人と緑のコミュニティ・キャンパス」。
現在、亀岡キャンパスで開講中の経済経営学部・人文学部の移転に加 えて、看護学科・言語聴覚学科と
いった医療系の学部・学科の新規開設も予定され、開放感あふれる都市型キャンパスとして、緑豊かな
親しみ のある空間の構築を行っている。校舎の1階部分には、飲食店や図書館等も計画されており、
市民にとっても居心地のいい憩いの空間ができあ がる。

 近年増えつつある、大学の都市型キャンパス。ひとつの新しいモデルケースとして来春の開学に期待が高まる。