地域・まちづくり
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パーソナリティ） ローバー都市建築事務所
野村正樹
音声
MP3ファイルの再生／ダウンロード「ミシュランガイドに見る京の宿」
2009年の発売以来、今年で8年目を迎える「ミシュランガイド 京都・大阪」。
先日、その最新刊となる「ミシュランガイド 京都・大阪 2017」が発売された。
1900年にフランスで刊行されて依頼、人々に愛されるガイドブックとなり、現在では
世界25ヶ国を対象に発行されている。現在のように、おいしい料理を星の数であらわす
評価法が導入されたのは1926年のことであり、その独自の覆面調査員による評価システムも、
多くの読者の信頼を得ているひとつの理由でもある。
この「ミシュランガイド京都・大阪」にはレストランの他に宿泊施設も評価の対象となっており、
京都においては昨年より3件多い、初登場6件を含む合計54件の宿泊施設が掲載されている。
昨年に引き続き、私達が設計を手がけたプロジェクト、旅館「石塀小路 龍吟」とホテル
「姉小路別邸」の2軒の宿泊施設にも高い評価を頂き、設計者としても嬉しく思っている。
京町家や邸宅を改装した上質な旅館から京都でも屈指のラグジュアリーホテルが多数選定されて
いるが、共通しているのは「京都の今」を表現しているというところである。
さまざまな工夫を凝らしながら、訪れる観光客に対して京都の良さを現代的にあらわしている。
＝写真＝は、中京区姉小路小川にあるホテル「姉小路別邸」の寝室部分。
ベッドルームでありながら和の要素を間接照明や障子・ファブリックで表現した現代美の空間と
なっている。近年、観光客の増加により需要が高まる、京の宿泊施設。ガイドブックを片手に
「京都の今」を感じてみてはいかがだろうか。
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