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放送日時 2015-10-02

2015-10-2OA 「 京都岡崎ハレ舞台 」

番組名:KYOTO space fountain

投稿日時 2015-10-02 13:15

出演者情報

パーソナリティ)ローバー都市建築事務所
        野村正樹

音声

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秋のシルバーウィークで賑わいをみせた行楽シーズン。
京都随一の祝祭空間である岡崎一帯でも「京都岡崎ハレ舞台」が9月19日(土)20日(日)の2日間開催された。
みやこめっせでは、西日本最大規模のマンガ・アニメの見本市「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」
が開催され、更に隣接する平安神宮前神宮道では、大きな赤い絨毯が敷き詰められた歩行者天国にて様々な
ご当地グルメやパ フォーマンスを楽しむことのできる「京都岡崎レッドカーペット」が催行され、賑わいと
憩いの空間が創出された。
夜になると京都市美術館前広場ではレトロな外観が特徴的な市美術館に美しい映像を照射し、音楽とともに
上映を楽しむ「岡崎ときあかり」が行われた。写真は、そんな「岡崎ときあかり」のワンシーン。
大型のビデオプロジェクターで、建築物をスクリーンとして映像を投影する「プロジェクションマッピング」
と呼ばれる演出技法で、その迫力と幻想的な風景に多くの人が魅了されていた。
今回の「岡崎ときあかり」のテーマは琳派400年を記念して「現代の琳派」。
学生から一般公募まであわせて、合計22作品の上映がなされ、レベル の高い作品 が次々と上映された。
私も審査員の一人として参加をさせて頂いたのであるが年を重ねる事にその技法の進化には驚かされるばかり
である。
京都の近代化の発信拠点、祝祭のステージとして花開き100年の歳月を経て水と緑の文化交流地域に育ってきた
岡崎。そんな素敵な岡崎の魅力を、新しく五感で感じることのできた秋のひとときであった。