《入浴中の事故にご注意》
★居室と浴室、脱衣所の温度差が大きくなる冬場には、
入浴中の事故が多く発生しています。
入浴時の事故が多くなる原因の一つは、
急な温度差による血圧の急激な変化です。
暖房のきいた暖かい部屋から、
冷え込んだ脱衣所に移動して衣服を脱ぎ、
浴室も寒いと、血管が縮まり血圧が一気に上昇します。
その後、浴槽に入り体が温まってくると
血管が広がり、急上昇した血圧が下がります。
この急激な血圧の変化により、
一時的に脳内に血液が回らない貧血の状態になり
一過性の意識障害を起こすことがあります。
浴槽内での意識障害が溺れて死亡する事故の
原因の一つとして考えられています。
特に65歳以上の高齢者は、
血圧を正常に保つ機能も衰えてきている場合が
ありますので注意してください。
*毎年京都市内では、11月から4月にかけて
浴室、脱衣所での救急搬送件数が増えています。
また京都市の浴室、脱衣所での救急搬送のうち、
65歳以上の方が全体の約8割を占めています。
💛安全に入浴するため
・寒暖差による血圧の急激な変化を避けるため、
入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
・湯の温度は41度以下、湯につかる時間は
10分までを目安にしましょう。
・入浴する前は同居者に一声掛けてから、
入浴するようにしましょう。
・浴槽から急に立ち上がらず、
手すりを持ちゆっくり立ち上がりましょう。
・食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の
入浴は避けましょう。
《暖房器具火災にご注意ください!》
☆寒い冬の時期に欠かせない暖房器具。
火災の多くの原因は、
電気ストーブなどの暖房器具と
布団や衣類などの燃えやすいものが
接触したことによるものです。
・特に就寝中の出火は発見が遅れやすいため、非常に危険です。
寝る前には必ずスイッチを切りましょう。
・カーテンなどの燃えやすい物の近くや、
物が落下するおそれのある所では使わないようにしましょう。
・周囲には、物を置かないようしましょう。
スプレー缶などは、暖房器具からの熱で
熱せられ、破裂や爆発を起こすおそれがあります
・暖房器具の上に洗濯物を干さないようにしましょう。
*石油ストーブに給油する際に、
灯油に引火する事例も多く発生しています。
・石油ストーブに給油するときは、必ず火を消しましょう。
・灯油のカートリッジタンクの蓋が
確実に閉まっているか確認しましょう。
☆電気ストーブ、石油ストーブ等の暖房器具火災は、
少しの注意で防げるものがほとんどです。
必ず取扱説明書を読むとともに、
これらのポイントに注意して火災から身を守りましょう!