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12月5日防災インフォメーション

投稿日時 2023-12-05 11:31

《入浴中の事故にご注意》
★居室と浴室、脱衣所の温度差が大きくなる冬場には、
 入浴中の事故が多く発生しています。
 入浴時の事故が多くなる原因の一つは、
 急な温度差による血圧の急激な変化です。
 暖房のきいた暖かい部屋から、
 冷え込んだ脱衣所に移動して衣服を脱ぎ、
 浴室も寒いと、血管が縮まり血圧が一気に上昇します。
 その後、浴槽に入り体が温まってくると
 血管が広がり、急上昇した血圧が下がります。
 この急激な血圧の変化により、
 一時的に脳内に血液が回らない貧血の状態になり
 一過性の意識障害を起こすことがあります。
 浴槽内での意識障害が溺れて死亡する事故の
 原因の一つとして考えられています。
 特に65歳以上の高齢者は、
 血圧を正常に保つ機能も衰えてきている場合が
 ありますので注意してください。
*毎年京都市内では、11月から4月にかけて
 浴室、脱衣所での救急搬送件数が増えています。
 また京都市の浴室、脱衣所での救急搬送のうち、
 65歳以上の方が全体の約8割を占めています。
💛安全に入浴するため
・寒暖差による血圧の急激な変化を避けるため、
 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
・湯の温度は41度以下、湯につかる時間は
 10分までを目安にしましょう。
・入浴する前は同居者に一声掛けてから、
 入浴するようにしましょう。
・浴槽から急に立ち上がらず、
 手すりを持ちゆっくり立ち上がりましょう。
・食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の
 入浴は避けましょう。


《暖房器具火災にご注意ください!》

☆寒い冬の時期に欠かせない暖房器具。
火災の多くの原因は、
電気ストーブなどの暖房器具と
布団や衣類などの燃えやすいものが
接触したことによるものです。
・特に就寝中の出火は発見が遅れやすいため、非常に危険です。
 寝る前には必ずスイッチを切りましょう。
・カーテンなどの燃えやすい物の近くや、
 物が落下するおそれのある所では使わないようにしましょう。
・周囲には、物を置かないようしましょう。
 スプレー缶などは、暖房器具からの熱で
 熱せられ、破裂や爆発を起こすおそれがあります
・暖房器具の上に洗濯物を干さないようにしましょう。
*石油ストーブに給油する際に、
 灯油に引火する事例も多く発生しています。
・石油ストーブに給油するときは、必ず火を消しましょう。
・灯油のカートリッジタンクの蓋が
 確実に閉まっているか確認しましょう。
☆電気ストーブ、石油ストーブ等の暖房器具火災は、
 少しの注意で防げるものがほとんどです。
 必ず取扱説明書を読むとともに、
 これらのポイントに注意して火災から身を守りましょう!