《今、地震が起きたら…屋内は安全ですか》
★近畿地方でも 甚大な被害が予測されている「南海トラフ大地震」
京都府内でも、最大震度6強、被害棟数は、全壊と焼失を合わせて
7万棟に及ぶといわれています。
また、府内には、震度7クラスの地震を起こしかねない
活断層が多数存在しています。
まさに「いつ大地震に見舞われてもおかしくない」
状況に置かれています。
・地震が起きた時には、たとえ家の耐震性が十分でも、
家具の転倒や落下、割れたガラスの破片などによってけがをしたり、
出入り口がふさがって 避難できなくなるなど、
安全なはずの屋内で被害にあってしまう状況が考えられます。
こうした家の中での被害をできる限り少なくするため、
日頃から家具を固定したり、配置を工夫することで、
万一の場合に備えておくことが大切です。
*ポイントは、
「物を置きすぎず、安全なスペースをつくる」ことです。
特に、寝室や子ども・お年寄りの部屋には
倒れやすい家具を置かないよう配慮し、
出入り口や通路にはものをおかず、
安全に避難できるようにしましょう。
室内の安全対策 4つの柱
①室内の危険な場所を知る
②家具の配置を工夫
③家具の固定
④収納物の飛散を防止
・テーブル・テレビ代・キャスター付き家具などは、
耐震粘着マットなどで固定し、地震の揺れで動くことを防ぎましょう。
・タンス・食器棚・本棚などは、
L字金具などで壁に固定し倒れないようにしましょう。
家具が高くなるほど重心も高くなり、
弱い揺れで倒れやすくなります。
・食器棚などの開き戸・引き出しに、ラッチや金具などを取り付け、
収納物の飛び出しを防ぎましょう。
・パソコンなど電子機器類は、ストラップで固定するか
耐震粘着マットで固定しましょう。
・天井吊りの照明は、ヒートンを使用し
チェーンやひもで天井の丈夫な部分と固定しましょう。
・ガラス戸棚や食器棚が動かないよう固定した上で
ガラス部分全体に飛散防止フィルムを貼りましょう。
☆「動く」「倒れる」「飛ぶ」「落ちる」「割れる」もの対策、
「そのうち」ではなく、「今のうち」に
わが家の安全性チェックをしましょう。
《京都市市民防災センター》
*南区西九条にある
京都市市民防災センターでは、
・都市型水害体験コーナー、
・キッズ・ファイヤーランド、
・防災行動体験コーナー など
「見る」「聞く」「触れる」「感じる」ことで、
災害の怖さや消火の手順などが自然に学べます。
また、各種防災イベント、講習会、
防災ビデオ・DVDの貸し出しも行なっています。
開館時間:午前9時~午後5時
月曜日と第二火曜日は、休館。
入館は、無料。
京都市市民防災センター
電話 075-662-1849、
アクセス
国道1号線十条上る東側、
市バス「市民防災センター前」すぐ、
近鉄「十条」から徒歩8分、
市営地下鉄「十条」から徒歩18分。