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放送日時 2014-11-27

2014-11-27OA 亀井 励さん(京都シベリア抑留死亡者遺族の会 会長)

番組名:京都けんぽうラジオ

投稿日時 2014-11-27 07:07

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亀井
いま国民の8割が戦争を知らない世代です。
私たちの会は、シベリアで無念の死をとげた遺族の会です。
敗戦直後、旧満州にいた約60万人が旧ソ連軍によってソ連やモンゴルに抑留され、冬はマイナス40度の寒さ、食事はうすい黒パン一切れとお湯のようなスープ、仕事は森林伐採や鉄道建設に駆り出され、約6万人が亡くなっています。
私の父は開拓団員として渡り、敗戦直前に軍人となり、抑留され、昭和21年春に病死しています。
シベリア抑留について、戦後あまり語られることがなく、いまや知っている人は少ない。私は小中学校の授業へ語りに行っていますが、子どもが家に帰って両親に話してもわかってくれないとのこと。学校の先生も知っている人は少ないです。
私たちの会は、平成5年に130人で発足、21年後のいま実働20人の団体です。少数になっていますが、戦争の悲劇、恐ろしさを語り伝える活動を続けて行きます。