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長崎県諫早市で絵画教室を開く永野博明さんは被爆二世です。長崎で被爆し妹と弟を失ったお母さんから聞いた被爆体験をもとに、絵本「あの日から」を書きました。絵本の主人公はお母さんで、原爆投下前に鹿児島に疎開していた妹と弟を無理に連れ帰っていたために「爆死させてしまった」という自責の念に苦しみながらる戦後を過ごしてきた半生を描いたのでした。
永野さんはしかもその物語を日本語から英語とスペイン語に自ら翻訳したのです。長崎市を通じてNET-GTASに翻訳文の監修依頼があり、語学教員が協力しました。永野さんはいま3言語の絵本を出版しようと出版社を探しています。原爆は、生き残った被爆者にもさまざまな苦悩を与えていることがわかります。
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